LBO
LBO
LBOとは企業買収に際して、買収資金の全部、
あるいは一部を被買収企業の資産あるいはその企業の
将来のキャッシュフローを担保として調達し、行う方法である。
LBOは買収資金を銀行借り入れやジャンクポンド発行で調達するために、
買収側の負債が増加し、負債比率が高まることになる。
結果、レバレッジ効果によって買収側の投下資本収益率が高まることや、
負債利子の増加に伴う節税効果なども魅力となっている。
LBOはタイプ化すると3つに分けられる。
@公開会社がLBOによって非公開会社となるもの。
これには、公開会社の買収防止策として行われるLBOも含まれる。
A公開会社が不採算事業部門を分離売却する場合などの事業分割LBO
B非公開会社のLBO取引であり、中堅企業の会社売買などが含まれる。
@のタイプには現在の経営陣が株主による経営支配を逃れて、
自己の裁量による経営の実現を企てて行うMBOの例も見られる。
LBOの資金調達法についてみると、1960年から1970年代のころは、
自己資金と買収対象企業の資金を担保貸した借入金であった。
その後、企業のキャッシュフローの増加に伴って、
対象企業の将来のキャッシュフローを引き当てに資金調達するという方法が注目されるようになった。
将来のキャッシュフローは、予測の仕方しだいで増額可能であり、
担保力を高め、借入金を巨額化できるという利点がある。
さらに、調達手段として、優先株や劣後債、なかでもジャンク・ポンドが使われると、
買収資金調達額は一挙に増大し、80年代後半のLBO出現へとつながっていった。