インデックス・ファンド
インデックス・ファンド
インデックス・ファンドとは、市場指数に近似したポートフォリオを構築することで、
当該指数と同水準のリターン、リスクの獲得を目的とする運用ファンドで、
パッシブ運用を代表する運用手法である。
インデックス・ファンドの構築手法には、インデックス構成銘柄を全て組み入れる完全法、
グループ化する層化抽出法、ファクターモデルを用いる最適化法がある。
インデックス・ファンドのコンセプは、単純明解だが、
実際の運用は執行コストの最小化、最適化法のためのリスク・モデル構築、
指数算出とファンドの時価評価で異なる時価が採用されていることへの対応など
高度な運用ノウハウが必要となる。
また、信用リスクの懸念のある銘柄を除外するかどうかに関しても関係者の見解は一致していない。
アメリカで最初に開発されて、企業年金を対象に急激に普及してきた背景には、
資本資産評価モデルが市場ポートフォリオを最も効果的なものと位置づけたことがあった。
だが、債権であれば、総合インデックスを市場ポートフォリオと考えるのは理論的根拠に乏しく、
近年の行動ファイナンスの台頭によってより効率的市場仮説そのものに
疑念が抱かれ始めたこともあり、昨今はインデックス・ファンドの採用の理由として
コストの安さが強調されるようになってきた。
確かに、この運用は個別銘柄選択のために必要な情報収集や
銘柄入れ替えのための頻度もアクティブ運用ファンドに比べ少なくなるため
ファンド運用コストは低廉である。
しかし一方で、インデックス・ファンドは銘柄選別を通した市場の効率化推進という責務を
放棄したという本質的な批判もされている。